管理人【K】の言葉

性の誘いを断られ、外の関係も認められないとき、二人の約束を見直す

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『もう、そういうふうに求めないでほしい』

夕食後のテーブルで、パートナーはそう言った。ここ一年、触れ合いを求めるたび困った顔をされていた。ようやく言葉になったことで、胸の中に重いものが落ちた。

しばらく黙ったあと、『それなら、関係の外で満たすことを考えるのはどう思う』と尋ねた。

相手は椅子を引き、『それは浮気でしょう』と答えた。

求める扉も、外へ向かう扉も閉じた。どちらも相手の同意なしには開けられない。その廊下で、自分の願いだけが行き先を失った。

相手の体と自分の人生を同じ鍵で開けない

交際や結婚をしていても、相手の体を使う権利は生まれない。以前は応じていたことも、今夜応じる義務にはならない。嫌がる相手を説得し、関係を守る責任として触れ合いを背負わせれば、親密さから自由が消える。

一方、自分が性を含む関係を望んでいることまで、恥じて消す必要はなかった。相手が望まない事実と、自分の願いが存在する事実は、同じ場所に残る。

苦しさには、断られた痛みのほかにも理由があった。性について話そうとすると相手が部屋を出て、以前の一対一の約束だけが話し直されず残ることだった。条件は変わっているのに、選び直す会話がなかった。

性行為を断る自由と相手の性を独占することは同じではなく、約束は二人で選び直せる。誰かへ応じる義務を課す言葉でも、秘密の関係を正当化する言葉でもない。今の二人が同じ約束を自分の意思で持てるかを確かめるための出発点だった。

紙に書くと「浮気」の中身が分かれた

一人でノートを開き、今まで当然だと思っていた約束を書いた。ほかの人と性的な接触をしない。恋愛関係を持たない。親密なメッセージを隠さない。二人の悩みを勝手に外へ話さない。

その横に、自分が失って苦しいものを書いた。性的な満足。求められている実感。体を通して近づく時間。自分の性を迷惑なものとして扱われないこと。

全部が同じ願いではなかった。一人で自分の体と付き合える部分もある。抱擁や会話など、性行為以外の触れ合いで届く部分もある。相手から望まれたい寂しさは、別の行為だけでは埋まらない。

相手が恐れているものも想像した。置いていかれること。比較されること。生活が壊れること。感染症や秘密。望めない自分を責められること。想像だけで決めず、次の会話で聞く項目として残した。

浮気の許可を求めない質問

一週間後、二人で話す時間を取った。最初にこう尋ねた。

『私たちは、今の性を含まない一対一の約束を、これからも二人とも自分で選び続けられると思う?』

浮気の許可ではなく、今の一対一の約束を双方が選び続けられるか話す。相手を追い詰めないよう穏やかに言っても、難しい質問であることは変わらなかった。

相手は『外へ行かれるのは怖い。でも性行為はしたくない』と言った。自分は『今のままをずっと選ぶとは、まだ言えない』と答えた。

話し合いで同じ願いにはならなかった。外の関係を含める案にも、相手は同意しなかった。合意がないまま秘密で誰かと関係を持てば、相手に加え、新しく関わる人の信頼や身体の安全も含む別の現実を選ぶことになる。それを『拒まれたから仕方がない』と相手だけの責任にはできない。

その夜に決めたのは、二人で相談できる専門家を探すことと、一か月後にもう一度話すことだった。相談は性行為を再開させるための説得係を探すものではない。二人の願いと、生活上の条件を言葉にする助けを借りるためだった。

合意できない答えも関係の現実になる

選び得る形はいくつかある。性のない一対一の関係を、双方が引き受けて続ける。個人で扱う性の範囲を話し合う。双方が本当に望み、身体の安全、秘密、感情、第三者への責任まで具体的に合意できる場合に限り、関係の範囲を変える。違いが埋まらなければ、生活を分ける準備をする。

どの形にも失うものがある。関係を開けば問題が解決するとも、愛があれば性のない関係を選べるとも限らない。片方が関係を失う怖さから同意したなら、言葉の上で合意していても自由は残りにくい。

一か月後、二人はまだ結論を出せなかった。ただ、触れ合いを断るたび相手が悪者になり、求めるたび自分が悪者になる会話からは少し離れた。今の約束を選べるか、次に確かめる日が決まっていた。

愛していても、同じ条件では暮らせないことがある。そのとき関係を離れることは、応じなかった相手への罰でも、性を得るための脅しでもない。住まい、お金、家族などの現実を整えながら、双方の自由を残す選択になり得る。

二つの扉は、どちらかを力で開けるためにあるのではなかった。二人が同じ場所へ進めるかを確かめ、進めないときには廊下そのものから出る道を考える。その会話が、ようやく始まった。


本文中の人物や出来事は、テーマを伝えるために構成したフィクションです。

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管理人 【K】

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